MACDのゴールデンクロス、デッドクロスについて検証してみます。
目次
エントリー・決済について
ポジション量は、エントリー時の損切幅に対して損失が2%になるように設定しています。(総資産が10万円なら、損切が2000円になるように。)
-エントリー
MACDのゴールデンクロスで買いエントリー
MACDのデッドクロスで売りエントリーとします。
ただし、
0ラインより下でのゴールデンクロスのみ「買いエントリー」
0ラインより上でのデッドクロスのみ「売りエントリー」
です。
-決済
買いポジションなら、MACDのデッドクロスで決済
売りポジションなら、MACDのゴールデンクロスで決済
-損切ライン
エントリー時の直近高値や、直近安値の少し外側に設定。
結果(日足)
検証期間 | 2015.01.01~2019.10.25 |
通貨ペア | ドル円 |
ポジション量 | 損失が資産の2%になるように |
スタート金額 | 約10万円(1000ドル) |
合計利益 | 約13万5300円(1353.06ドル) |
合計損失 | 約7万8100円(781.56ドル) |
最大ドローダウン | 約1万200円(102.21ドル) |
最終利益 | 約5万7100円(571.5ドル) |
終了時金額 | 約15万7100円(1571.5ドル ) |
プロフィットファクター(トータルの期待値) | 1.73 |
エントリー回数 | 84回 |
勝ち回数 | 39回 |
負け回数 | 45回 |
連続負け回数 | 4連敗 |
勝率 | 46% |
総獲得pips | 2618.3pips |
他の手法結果と同様で、資金管理をきちんとしていれば、とりあえずはプラスになっています。
ですが、指数関数移動平均線を使うMACDより、方向感を意識した単純移動平均線手法の方が、少しだけですが良い結果になりました。
MACDは、オシレーターとしても使われますが、移動平均線を使うので「トレンド用のインジケーター」として考えた方が良いです。
まとめ
-メリット
- 売買サインが明確で、迷いがない。
- 損切りになっても再度サインが出るとエントリーが可能。
- 資金管理をきちんと行えば資産は増えていく。
-デメリット
0ラインより上のデッドクロス、
0ラインより下のゴールデンクロス
に対してエントリーするので、
値動きの勢いが強い場合はエントリーを見逃してしまいます。
このあたりに関しては、他のインジケーターやプライスアクションを加味する事で、トレードの精度を上げることは可能です。
どんな手法を使う時でも、必ず他の根拠と掛け合わせる習慣をつけて下さいね。
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