この記事では、チャートパターン(フォーメーション分析)である、
ヘッドアンドショルダー・三尊を使ったシンプルなトレード手法を公開します。
難しく考えずに、
ルールを守り続ければプラスになる
という事が分かればリアルトレードでもルールを守る事が出来ます。
ただし、そのルールに対して絶対的な信頼を持つためには、検証を繰り返し
- 負けが続いている時の状況を理解。
- 勝ちやすい相場環境を理解。
- 守れるトレードルールを追加し手法の改善をする。
といった事が必要になります。
この記事の内容を有効に使い、
あなたの、普段のトレードルールの良い所・悪い所を理解して改善策を見つける事に役立てて下さいね。
この記事に書いてあること
・ヘッドアンドショルダー・三尊を使ったシンプルな手法の紹介
・その手法を使った結果
・手法の改善点
・手法を作る際の注意点
この記事で解決できること
・FX初心者でもルールを守れば増やせる手法が学べる。
・トレードルールの改善方法や、その考え方が分かる。
・チャートパターンについて理解が深まる。
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まず、ヘッドアンドショルダーを正しく使うためのコツを読んで、チャートパターンへの理解を深めて置いて下さい。
↓↓
読んだ後、この記事を読み進めて下さいね。
ヘッドアンドショルダーを使ったシンプルなトレード手法
やっていることは非常にシンプルです。
概念としては、
↓↓
このように、
- 上位足が上方向なら逆ヘッドアンドショルダー・逆三尊
- 上位足が下方向ならヘッドアンドショルダー・三尊
を使ってエントリーを繰り返していきます。
-トレードルール
↓↓
上位足が上方向の場合に、短期足で逆ヘッドアンドショルダー・逆三尊のネックライン越えでエントリーし、損切りは肩に設定します。(損切り時の金額を資産の3%に設定する。)
実際のチャートで見て行くと、
↓↓
1時間足の20期間ボリンジャーバンド、80期間SMAが右上に傾いている状態(インジケーター的に上昇トレンドが出ている状態)になったのを確認してから、
上方向に向かうチャートパターンが出た所を、押し目と判断して拾っていきます。
上画像の白丸のようにトレンドが出た後の揉み合いで逆ヘッドアンドショルダー・逆三尊が出た場合にエントリーしていきます。
80期間SMAを割るまでにチャートパターンが出なければエントリーを見送ります。
↓↓
1時間足の白丸で5分足の逆ヘッドアンドショルダーを狙います。
ネックライン越えでエントリーして、肩のラインを割れば損切りします。この時、損失額が資産の3%になるように設定します。
利益確定については15分足の、バンドウォーク終了とします。
↓↓
5分足で認識できるチャートパターンでエントリーし、利益確定は15分足を根拠にする事で、リスクリワード比を改善するルールにします。
-トレードルールまとめ
インジケーターは20期間のボリンジャーバンドと80期間のSMAを使用。
買いを狙う場合、
- 1時間足チャートで上から順番にローソク足、20期間のボリンジャーバンド(ミドルバンド)、80期間のSMAになる。(1度トレンドの発生を待つ。)
- その状態から揉み合いを開始。
- 5分足チャートで逆ヘッドアンドショルダー・逆三尊が発生。
- ネックライン越えで買いエントリー。
- 損切りラインは肩に設定。(損切り時は損失額を資産の3%にする)
- 利益確定は15分足のバンドウォーク終了(+1σ割れで確定)
売りを狙う場合、
- 1時間足チャートで下から順番にローソク足、20期間のボリンジャーバンド(ミドルバンド)、80期間のSMAになる。(1度トレンドの発生を待つ。)
- その状態から揉み合いを開始。
- 5分足チャートでヘッドヘッドアンドショルダー・三尊が発生。
- ネックライン割れで売りエントリー。
- 損切りラインは肩に設定。(損切り時は損失額を資産の3%にする。)
- 利益確定は15分足のバンドウォーク終了(−1σ越えで確定)
とします。
結果
検証期間 | 2020.01.01~2020.10.21までの約10ヶ月 |
取引商品 | Gold(金) |
lot数 | 損切り幅に対して1回の損失が資産の3%になるように |
スタート金額 | 1000ドル |
合計利益 | 52394.24ドル(約540万円) |
合計損失 | 30298.26ドル(約316万円) |
最大ドローダウン | 17025.58ドル(約178万円) |
最終利益 | 22095.98ドル(約231万円) |
終了時口座残高 | 23095.98ドル |
プロフィットファクター(トータルの期待値) | 1.73 |
エントリー回数 | 155回 |
勝ち回数 | 93回 |
負け回数 | 62回 |
連続負け回数 | 11連敗 |
勝率 | 60% |
1時間足を見て方向感を定めて5分足のチャートパターンを拾ってエントリー。
利益確定は15分足。
やったことはこれだけです。
結果は1000ドル(約10万円)でスタートして、10ヶ月で約23倍になりました。
最終的な勝率は60%ですが、最大で11連敗しています。
FX初心者にとって、「勝率」という要素はかなり重要だと思いますが、
勝率が60%あるから2回に1回は間違いなく勝てる!!ではありません。
今回は、あくまで上位足の方向に沿って形だけを見てトレードを繰り返しました。
2020年8月後半から9月にかけて、月足で認識できる高値圏(長意識されるレジスタンスライン)付近で、方向感があまりはっきりせずノイズも多い状況でも、ルールに合うならひたすらトレードを続け、負け続けました。
今回のトレードルールで、
「10万円が230万円まで増えた!」と聞くと、「凄い!」って思うかもしれませんが、
「約550万円まで増えたのに、結局230万円しか残らなかった。」と考えると凄くもったいない気持ちになるはずです。
トレードルールとしては凄くシンプルですし、トータルでは増えていますが、
『無駄なトレードが多すぎる』
という事が分かります。
トレードは回数よりも質の方が大切です。
トレード回数を増やす方法ばかり考えても、1日の値動き・値幅はある程度限られています。
そんな中でトレード回数を増やせば、リスクを大きくしてしまうだけです。
値幅が大きく無いのに、トレード回数やLot数を増やせば、損失が大きくなるのは感じ取れると思います。
ここから、出来る限り無駄なトレードを減らせるように、手法の改善点について書いていきます。
あなたが今使っている手法の改善策を考えるためのヒントにして下さいね。
手法の改善方法
今回のトレードルールは、週足や日足の相場環境を考えておらず、
あくまでも、1時間足でしっかりと方向感が定まってからの押し目や戻り目を狙っているだけです。
目の前に大きなサポートラインやレジスタンスラインがあっても、形だけでトレードし続けています。
安全にトレードをするためには、最低限、
必ず日足以上の大きな流れを確認し、強いラインが存在していないか?逆行するリスクは無いか?
という事を理解しておきましょう!
-目線と相場の勢いを考える
↓↓
このような1時間足チャートを見て、目線と勢いを考えていきます。
↓↓
戻り高値ラインを越えて、目線は上に切り替わり、
20期間ボリンジャーバンドがスクイーズ後にエクスパンションしてバンドウォーク中。
目線が上の状態で揉み合っていた事で、80期間SMAにも傾きが出てきていて、上昇の可能性がある所。
↓↓この状態でより短期足を見ていくと、
15分足では上昇の勢いが出ている状態で+1σを越えて、勢いがさらに出始める可能性がある状況。
↓↓
ここを5分足で見ると
5分足の押し安値を割らないまま、逆ヘッドアンドショルダー・逆三尊を形成していて、
ネックラインを越える所で
- 1時間足以下は上目線。
- 5分足の逆ヘッドアンドショルダー・逆三尊のネックライン越えで方向感が合う。
- 15分足では上昇局面の+1σを越える所。
- 1時間足ではバンドウォークが継続する。
といった、
『根拠が複数重なる所』
になります。
↓↓その後の動きは、
このように、
多くのトレーダーが同じ方向を向いていれば、自然と伸びてくれる事が多くなります。
『チャートパターンが出現する場所』を考えるように意識して下さい。
無駄なトレードが減って、精度も高まります。
- 方向感も勢いもハッキリしない所でのチャートパターン。(目線が定まらず勢いも無い)
- 方向感は分かるが勢いが無い時のチャートパターン。
- 方向感も勢いもハッキリしている時のチャートパターン。
どのパターンを選びますか?
ストレスなく利益を出したいなら、3の方向感も勢いも分かりやすい所「だけ」に絞って下さいね。
-ダマシを味方につける
↓↓
1時間足
↓↓
15分足
押し安値を割って下目線に切り替わっている。
これをさらに5分足で見ていくと
↓↓
押し安値を割って下目線に切り替わっているので、理想の「形」としては
↓↓
押し安値ラインでのレジサポ転換を確認してから売っていくのが理想的。
↓↓
でも、1時間足の目線はまだまだハッキリしていて、80期間SMAには勢いもある状態。
だったら、5分足の形を見て売るんじゃなくて、
5分足が上目線に切り替わったのを確認してから買っていく方が
より多くのトレーダーの狙っている方向が揃います。
↓↓概念としては
このように、
より大きな方向に沿ったトレンドフォローを徹底しているだけです。
ダマシを完全に回避する事は不可能ですが、ダウ理論を考えるようにしていれば、
- 目線が切り替わる場所
- 方向感が揃うタイミング
等を読む事ができます。あくまでも基本は値動きがベースです。
基本を疎かにせず、実戦で使えるレベルまで高めていきましょう!!
他の手法の考え方
今回は1時間足で方向感が出たのを確認してからの逆ヘッドアンドショルダー・逆三尊を狙っていきました。
同じように、方向感が出てからヘッドアンドショルダー・三尊のダマシを狙い続ける。のも1つの手です。
他のチャートパターンにも言える事ですが、
- 全ての目線が揃っているが上位足の勢いがあまり強く無い状態でのチャートパターン。
- 全ての目線が揃っている状態で、上位足には勢いのある状態でのチャートパターン。
- 短期足の目線が異なっているが、チャートパターンの形によるエントリーポイントで目線が揃う場合。
- 短期足のチャートパターンがより上位足で認識できるサイズのチャートパターン。
など、手法としてはまだまだ無数に考える事ができます。
大切な事は、
- ルールの中に資金管理のルールを必ず組み込む事。
- 全ての相場を狙える手法は存在しない事を理解する。
- 決めたルールを守り続ける事。
これに尽きます。
トレンドフォローをするトレードルールであれば、資金管理さえ徹底できていれば、そこそこのルールでも資金は増えます。
「1発で大きく稼ぎたい。」
「毎日資産の30%は利益が欲しい。」
など、お金の事ばかり考えても増やせません。
資金管理を徹底し減らさない事を意識しましょう。
この記事が、あなたの手法改善のヒントになれば幸いです。
↓↓
チャートパターンの認識力をさらに高めたいなら
↓↓
コロナ相場でも利益を出し、現在も稼ぎ続けているボリンジャーバンド手法を学ぶなら
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