[su_box title=”この記事に書いてあること” style=”glass” box_color=”#2dd23c” radius=”4″]
- インジケーターを使った環境認識の方法
- インジケーターによる相場の勢いを見る方法
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[su_box title=”この記事で解決できること” style=”soft” box_color=”#5d8efc” radius=”4″]
- インジケーターを表示させる意味が分かる
- 相場環境を理解する力が付く可能性がある
- エントリーのタイミングを掴める可能性がある
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この記事では、インジケーターを使った相場の勢いを見る方法について書いています。
相場環境が分からない人、高値掴みや安値掴みをしてしまう人。エントリーのタイミングを難しく考えている方。
そういった方々の悩みを解決できる可能性があります。
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相場の勢いが出てる状態って?
まず、相場の『勢い』って何でしょう?
- インジケーターの角度が急?
- トレンドラインの角度が急?
- 高値や安値の更新幅が大きい?
- 1日のボラティリティが大きい?
『勢い』って一言でまとめても、考え方によって結構変わってきます。
↓↓
2つの画像がありますが、どっちが勢いがあると思いますか?
たぶん、皆さん上ですよね?
『勢い』について僕の考えを言わせてもらうと、
『トレンドが確認出来る事』
『トレンド中の値動きが強い事』
を相場における『勢い』として判断しています。
↓↓の画像のように高値切り下げ、安値更新が確認出来て、下降トレンドが出ています。
これを『この時間足で勢いがある状態』と考えます。
相場の勢いが無い状態とは?
今度は相場に『勢いが無い状態』について。
『勢いがあるのがトレンド』なら、
『勢いが無い』のは?
レンジですね^^
レンジは方向感が分からず、値幅も小さめで狙いを定めにくい相場です。
最初の画像の下の方みたいに高値や安値の判断が分かりにくくなり、インジケーターの線が横ばいになるような状態です。
-移動平均線でのレンジ
↓↓
このように方向感が無いので、短期・中期・長期の移動平均線たちが近付き、絡み合っている状態になります。
-ボリンジャーバンドによるレンジ
↓↓
ボリンジャーバンドの各線が横ばいになってきて、
エクスパンションしたの?バンドウォーク中?
みたいによく分からない状態になります。
-一目均衡表によるレンジ
↓↓
移動平均線と同じような考え方で、短期・中期・長期の各線が絡み合って方向感が分からない状態です。
線が絡み合い、雲が薄くなります。
トレンドが出る時の各線の並び順は決まっているので、並び順は意識して見るようにして下さい。
-パラボリックによるレンジ
↓↓
ローソク足と点がすぐに接触して、よく分からない状態。
点と点の距離感や、点たちを結んだ線の角度もバラバラです。
インジケーターで相場の勢いを判断する方法
インジケーターはローソク足・値動きを元に出した計算値です。
- 移動平均線なら一定期間の平均値
- ボリンジャーバンドも一定期間の平均値+標準偏差(誤差)
- 一目均衡表なら一定期間の価格の中心
- パラボリックなら一定期間の最安値や最高値を元に算出
という風に、値動きがあるからインジケーターの表示が決まります。
なので、基本的にはインジケーターのみで相場を分析しようと思えば、
『少し遅れている』
という認識を持っていて下さいね。
では、インジケーターを使って相場の勢いがどう変わるか見ていきます。
-移動平均線での見方
移動平均線の設定は
- 短期 : 20
- 中期 : 80
- 長期 : 200
としています。
勢いの見方は移動平均線の
- 並び順
- 線同士の距離
- 線とローソク足の距離
- 線の傾き
を見ます。
↓↓
チャートで見ると、
こんな風に、
- 移動平均線同士の距離が近いと勢いが無い状態。
- 移動平均線同士の距離が遠いと勢いが強い状態。
その上で、「移動平均線とローソク足の距離」や「移動平均線の角度」も確認して下さい。
上位足の方向や相場環境にもよりますが、
基本的に強すぎるトレンドは継続時間が短いです。
これはトレンドの最後によく見られる動きで、
『セリングクライマックス』や『バイイングクライマックス』と言われます。
セリングクライマックスは、
- 損失が大きくなる前に損切り
- 下降トレンドでずっと買いポジションを持っていた人が損失が限界になってポジションを解消
などによって一気に売り注文が入る事で発生します。
逆にバイイングクライマックスは買い注文が一気に入ることで急騰します。
この値動きによってトレンドが反転する可能性が高くなるので、急な上昇や下降には安易に飛び乗らないように!!
相場環境次第では更に伸びる事もありますが、基本的にはリスクが高いので気を付けて。
-ボリンジャーバンドでの見方
ボリンジャーバンドの期間設定は20としています。
勢いの見方は
- バンドの幅の大きさ
- バンドの形
- ミドルの傾き
- 各バンドとローソク足の距離
を見ます。
↓↓
チャートで見ると
- スクイーズ中は勢いが無い状態
- エクスパンションやバンドウォーク中は勢いが強い状態
です。
ボリンジャーバンドも移動平均線と同じで、勢いが出ている状況で
「ミドルバンドとローソク足の距離」や「ミドルバンドの角度」
さらに「ボリンジャーバンドの形」も意識して見るようにしてみて下さい。
急激にバンドが開けば、閉じるのも急激です。
バンドの開き方、閉じ方それに対しての値動きをよく見て下さいね。
-一目均衡表での見方
一目均衡表の期間設定は
- 転換線 : 9
- 基準線 : 26
- 先行スパン1 : 転換線と基準線の中心を26日先へ
- 先行スパン2 : 52日間の中心を26日先へ
- 遅行スパン : 当日の終値を26日先へ
です。
勢いの見方は、
- 各線の並び順
- 線同士の距離
- 線とローソク足の距離
- 線の傾き
を見ます。
↓↓
チャートで見ると
- 各線の距離が近く絡み合っていると勢いが無い状態。
- 各線が綺麗に並び距離が離れていると勢いが強い状態。
一目均衡表は線が多く難しいと感じる人が多いかもしれませんが、
どの線も重要で、短期的・中期的・長期的な『損益分岐点』を表しているので、どの線でも比較的高確率で反応してきます。
(フィボナッチリトレースメントの50%ラインのような働き。)
-パラボリックでの見方
パラボリックSARの設定は
- ステップ : 0.02
- 最大 : 0.2
です。
勢いの見方は
- 点同士の距離
- 線同士をつないで線として見た時の傾き
- 点とローソク足の距離
を見ます。
↓↓
チャートで見ると、
- 点同士の距離が近いと勢いが無い状態。
- 点同士が離れていると勢いが強い状態。
その上で、「点とローソク足の距離」や「点をつないだ線の角度」も確認して下さい。
実際にトレードでどう使う?
ここまでで、
- インジケーター角度
- インジケーター同士の位置関係
- インジケーターとローソク足との距離感
によって、トレンドか?レンジか?の判断が出来ると思います。
でも、それだけではトレード出来ないですよね。
例えば、
↓↓
こんな風に移動平均線同士の距離が離れて、勢いが強くなっている状態。
いわゆる、パーフェクトオーダーが発生している状態。
こんな状態で少し価格が揉み合い出すと、
下に抜けたら伸びそう!って考えて売りたくなる人が出てくると思います。
↓↓
でも、
こんな時はほぼほぼ、高値掴みや安値掴みになる可能性が高いです。
今回の場合も、一瞬だけ下に伸びたと思ったら、
長い下ヒゲで帰ってきて上昇を始めました。
これで損切り出来なければ、その時点で間違いなく口座が飛んでます。
もちろん勢いが出ている状態で更に伸びる場合もありますが、それは相場環境が良い状態じゃないと難しいです。
基本的には、
「勢いがあるから。」
って理由だけではトレードは出来ません。
だから、
マルチタイムフレーム分析をして、
各時間足の勢いを判断しながらトレードすると良いです。
↓↓
日足チャート
例えば日足チャートだけ見ると、
まだまだ上昇の兆しもない、インジケーターでは下降の勢いも出始めているような状態なので、
このような上昇は狙えないです。
↓↓
4時間足
今の日足の上昇を4時間足で見ると、
やっぱりまだ良く分かりません。
急騰したんだなー。ぐらいしか分からないかも知れません。
↓↓
1時間足
1時間足で見ると、4時間足の急騰の前に、
最安値から安値の切り上げ、高値更新が見えて1時間足で上昇トレンドが確定しています。
↓↓
15分足
四角で囲んである部分が、日足、4時間足での急騰部分です。
これを15分足で見ていきます。
まず、先程の1時間足で安値切り上げが確認出来て、
戻り高値も越えた事で1時間足が上目線になっています。
この状態で、15分足も上目線に切り替わり、更にレジサポ転換も確認出来たなら、
例えば、
赤丸で囲んだレンジを上方向へブレイクするタイミングでエントリーを繰り返せば、この上昇を取る事が出来ます。
つまり、
1時間足で方向感が出始めている所。に対して、
15分足で勢いが出ている所。
を狙えばいいんです。
これはどんな時間足でも対応できて、
4時間足で方向感が出始めているなら1時間足の勢いを狙い、
日足で方向感が出始めているなら4時間足や1時間足の勢いを狙い、
15分足で方向感が出始めているなら、5分足の勢いを狙えば、
勝率を上げたり、狙える場所を増やせます。
ただし、
狙う時間足によって、狙える値幅が違う
という事を忘れないで下さい。
5分足の勢いを狙おうとしているのに、4時間足が下目線なら、
5分足の勢いなんてすぐに無くなります。
どこを狙っているのか?が分かれば比較的安全にトレード出来るので、狙っている時間足を忘れないようにして下さいね。
レンジ相場でのエントリー
↓↓
日足
このような各時間足の移動平均線に挟まれてしまうと、
短期は下がれば買いたい。
中期は上がれば売りたい。
みたいに各時間足の方向感が違うので、各時間足の戦いが始まりレンジが発生する可能性が非常に高くなります。
↓↓
4時間足
日足でレンジになっている中でさらに4時間足でもレンジが発生。
これだけ見るとどこもエントリーできる場所なんて無いように感じてしまうかも知れませんが、
綺麗な形のレンジが発生してきているなら、
↓↓
1時間足
レンジの中で方向感が出る可能性が高くなる部分を狙えば短期的にですが戦えます。
↓↓
15分足で、先程の1時間足の青で囲んだ辺りを見るとこう見えます。
↓↓
この15分足でエントリーを狙うとすれば、
このように上位足の流れから、レンジが継続するという前提で考えて戦略を立てると、
レンジ下限での逆ヘッドアンドショルダーズのネックライン越え。(ネックラインを越える辺りで目線も上に切り替わります。)
さらに、
レンジ上限から下方向へのレンジブレイク。
下ブレイクの後のレジサポ転換を確認してからの売り。
などのように、方向感を定めた後、勢いの出るタイミングを狙う事でエントリーが可能になってきます。
まとめ
相場はどんな場所でもエントリーできる訳ではありませんが、
この記事のように、
インジケーターによる各時間足の勢い
という部分に着目すると、
方向感が出始めている時間足に対して、下位足で勢いが出ている所や勢いが出始める可能性の高い所。
そういった部分を狙えば比較的安全な所から安全な所までの間を狙う事は十分可能です。
ただし上位足の方向に逆らっていたり、上位足の勢いがあまりにも強過ぎる場合は急な逆行もあり得るので、
狙っている時間足とその上の時間足の方向感。
は必ずチェックし、なるべく安全な所でだけトレードする習慣をつけて下さいね^ ^
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