短期・中期・長期の移動平均線が順番に並んだ時に、その方向に沿ったグランビルの法則について検証しました。
目次
エントリー・決済について
ポジション量は、エントリー時の損切幅に対して損失が2%になるように設定しています。(総資産が10万円なら、損切が2000円になるように。)
移動平均線の期間設定は
短期:20
中期:75
長期:200
で検証しました。
-エントリー
買いの場合
チャート上のインジケーターの並び順が
上から
- ローソク足
- 短期移動平均線
- 中期移動平均線
- 長期移動平均線
となった後に、
移動平均線での反発や移動平均線の上抜けで買いエントリー。
売りの場合
チャート上のインジケーターの並び順が
下から
- ローソク足
- 短期移動平均線
- 中期移動平均線
- 長期移動平均線
となった後に、
移動平均線での反発や移動平均線の下抜けで売りエントリー
-決済
短期移動平均線タッチで。
決済後に、再度グランビルの法則が成立すれば再エントリー。
-損切りライン
短期移動平均線に設定し、ローソク足が確定するたびに短期移動平均線にトレールさせる。
結果
検証期間 | 2018.11.12~2019.11.08 |
通貨ペア | ドル円 |
ポジション量 | 損失が資産の2%になるように |
スタート金額 | 約10万円(1000ドル) |
合計利益 | 約12万700円(1207.58ドル) |
合計損失 | 約7万6200円(762.74ドル) |
最大ドローダウン | 約1万7200円(172.01ドル) |
最終利益 | 約4万4400円(444.84ドル) |
終了時金額 | 約14万4400円( 1444.84ドル ) |
プロフィットファクター(トータルの期待値) | 1.58 |
エントリー回数 | 73回 |
勝ち回数 | 35回 |
負け回数 | 38回 |
連続負け回数 | 6連敗 |
勝率 | 48% |
総獲得pips | 486.6pips |
まとめ
-メリット
- 手法が単純で分かりやすい。
- パーフェクトオーダーが成立している時に、その方向に向かってトレードするだけなので、エントリーする方向に迷いが無くなる。
- 損切りが明確。
- 利益確定、損切り後もエントリーが可能。
-デメリット
- 移動平均線の期間設定にもよりますが、パーフェクトオーダーが成立するまで時間がかかる
- パーフェクトオーダーが継続する期間もあまり長くないのでトレードのチャンスが比較的少ない。
- パーフェクトオーダーが完成している状態は、価格が大きく動いた後になるので、高値掴み・安値掴みになりやすい。
上の図のように、トレンドが転換したタイミングの方が短時間に伸びやすく、ストレスの少ないトレードが可能ですが、パーフェクトオーダーの成立を待っていては、その部分を取ることが出来ません。
パーフェクトオーダー手法は、あくまで方向感を見るためだけのものと考えた方が良いです。
その上で、エントリーのタイミングを別の方法で考えた方がスムーズに資金を増やせます!!
パーフェクトオーダーはあくまで、大きな資産で、「資産運用」する程度のものと考えましょう!!
コメント
コメント一覧 (1件)
ベーシスト手法研究家Kouさん
いつもお世話になっております。
余計なことですが、今回のブログでは、バーナーが見当たりませんでしたので、見落としていたら、位置を教えていただくとありがたいです。