この記事ではFXの利益確定のコツについてまとめています。
- 利益確定ができない
- チキン利食いをしてしまう
- 伸ばす方法が分からない
といった悩みを解決出来る可能性があります。
FXで利益を上手く残せていないなら、このまま読み進めて下さいね。
この記事に書いてあること
- 利益確定とは?
- 利益確定の考え方
- 利益を伸ばす方法
- どうすれば利益確定が上手くなるか?
この記事で解決できること
- 利益確定のコツが分かる
- チキン利食いを改善できる
- 利益確定のタイミングに迷いがなくなってくる
- 根拠を持って利益を伸ばせる
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利益確定とは?
まず基本事項として「利益確定」とは、言葉の通り利益を確定する事です。
含み益(まだ確定していない利益)を確定し、口座の実際の残高に反映する行為です。
株式でも「利益確定売り」、「利食い売り」、「利食い千人力」という格言もあるぐらい、
とにかく『利益確定をしなければ』資産は増えていきません!!
ただし、利益!利益!利益!という風にお金の事ばかり考えてしまうと、
- さっきまで利益が出ていたのに!(損失が出ても損切りできない)
- さっきよりも利益が少なくなった!(もったいない気持ちになる)
- 感情的にポジションを立ててしまう。。。
などのデメリットがあります。
利益という言葉に惑わされず、
『根拠のある決済』
を心がければ利益だろうが損失だろうが、ポジションを解消しやすくなります。
決済の基本は?
トレードで決済を行うには、まずエントリーする必要があります。
エントリーに対しての基本的な考え方はこちらをチェックして下さいね。
(クリックで見えます)
エントリーするなら『エントリーの理由』があります。(ないならギャンブルトレード)
エントリーに理由があるなら、その理由がなくなった時点で決済するのが基本です。
いくつか例えを出します。
ダウ理論をエントリートリガーとして使う場合
この場合は目線の切り替わりを狙います。
押し目買い、戻り売りのトレンドフォローを徹底する場合、
『上位足の方向に対して、下位足のダウの転換』を狙っていく。これが基本ですね。
下位足のダウの転換からダウの転換までの間に
- 利益が出ていれば利益確定
- 損失なら損切り
です。
大きな流れが上の時、1時間足が上目線に切り替わり、再度下目線に切り替わるまでの場合
↓↓
これは利益確定。
大きな流れが下の時、1時間足が下目線に切り替わり、再度上目線に切り替わるまでの場合
↓↓
この場合は目線が切り替わるまでにダウが更新していないので損切り。
大きな流れが下を向いていても、下位足の目線や勢いが上を向いてくると、
押し目買いを狙うトレーダーと戻り売りを狙うトレーダーが混在してくるため素直には動きにくく、
ダウの切り替わり部分で売り買いを繰り返しても、結局レンジになり上手く機能しにくくなります。
それでも、そのレンジ内で、より下位足の目線の切り替わりを狙えば、利益自体は残すことができるので、
損失時のドローダウンを限定しておけば大丈夫です!だからこそ何かしら根拠を持ち、同じことを繰り返すように心がけて下さい。
インジケーターのクロスをエントリートリガーとする場合
インジケーターのクロスは、
- ゴールデンクロスで買い
- デッドクロスで売り
という王道のものです。
これも『上位足の方向に対して下位足のクロスを狙う』のが基本です。
今回は1時間足の方向に向かう15分足の『移動平均線とローソク足のクロス』をエントリーの根拠とします。
1時間足が上目線に切り替わった後のゴールデンクロス
↓↓
この時、1時間足と15分足のクロスが重なる方が根拠が強く、素直に動きやすくなります。
これは、1時間足の方向に対して15分のクロスがエントリーの根拠なので、再度クロス(デッドクロス)した時点で決済。
決済した後もエントリーの根拠(ゴールデンクロス)があればまたエントリーして、
エントリーの根拠が崩れたら(デッドクロスで)決済。
↓↓
右側の買いの後
↓↓
他の根拠でも同じ
例えば、
- 短期移動平均線と中期移動平均線のクロス
- 中期移動平均線と長期移動平均線のクロス
- ローソク足と転換線のクロス
- ローソク足と基準線のクロス
- 転換線と基準線のクロス
など、
上位足方向へ下位足の一般的なエントリートリガーでエントリーし、根拠が崩れたら決済するのが基本になります。
この考え方は絶対に覚えておいて下さいね。
じゃあチャートパターン、プライスアクションなどは?
先程の
- ダウ理論(目線の切り替わり)
- クロス
などは、トリガーとして明確なのでエントリーも決済も可能です。
エントリーの方法としては、他にも、
- レンジブレイク
- 三角持ち合い上抜け、下抜け
- フラッグ、ペナント、ウェッジ
- 三尊(ヘッドアンドショルダーズ)
- 逆三尊(逆ヘッドアンドショルダーズ)
- ダブルトップ
- ダブルボトム
- アセンディングトライアングル
- ディセンディングトライアングル
- ピンバー
- リバーサル
- アウトサイド
- インサイド
- カップウィズハンドル
などがあり、
『持ち合い離れ』に乗ったり、
『ネックライン』を越えたり割ったり、
直近の『高値越え』や『安値割れ』といったものもエントリーのトリガーになります。
ですが!!
これらの場合、入るタイミングは分かっても決済のタイミングが難しいですよね。
レンジブレイクなら
ブレイクアウトに飛び乗って利益が出せても再度レンジが出来ないと利益確定できない?
↓↓
三角持ち合いなら
持ち合い離れに飛び乗って利益が出ても、また三角持ち合いが作られないと利益確定できないの?
↓↓
他にも、
水平線を抜けたり反発したり、レジサポ転換でエントリーしたり等、
ポジションを持つ事が出来ても、決済の根拠が定まらず、
一次的に利益が出ていても決済が上手くできずに結局負けてしまう。なんて事になりがちです。
利益が出ていたのに負けると感情的になりやすくて、メンタル的にしんどいですよね。
じゃあ、結局どんな決済方法が良いの?ってなりますよね。
決済のコツ・注意点は?
コツを一言でまとめると、
『決済のルールを明確にする事』です。
決算のルールもたくさんあって、
- MAのクロス
- ローソク足と転換線のクロス
- 転換線と基準線のクロス
- ローソク足が雲に入ったら
- RSIの反転
- ストキャスティクスの反転
- 乖離率
- バンドウォーク終了
- 1つ前のローソク足の安値を割ったら(上昇局面)
- 上昇トレンドラインを割ったら(上昇局面)
- この水平線を下抜けたら(上昇局面)
など、上げだすとキリがありません。
例えば、先ほどの理論による目線の切り替わりをエントリートリガーにした場合は損切りになっていた相場でも、
バンドウォークの終了を決済の根拠とすると、微益ですが利益確定できます。
↓↓
気を付けて欲しいのは、水平線やトレンドラインなどのラインを抜けたら決済っていうのは根拠として明確と考えがちですが、
実は意外と曖昧で、
抜けても決済できず、次のラインまで。ってズルズル行ってしまう人も結構います。
水平線の場合を画像で説明すると、
↓↓
こんな上昇局面の時、買いでポジションを持っているなら
安値割れで決済しよう!って考えるトレーダーが一定数います。
↓↓
この時、まだ上がり「そう」に見えるから下方向への意識が弱く
↓↓
実際に下抜けても受け入れられない。
↓↓
自分の都合の良いように捉えて、祈りがちです。
↓↓
その後、さらに陽線が出たりするとすっかり安心してしまい
↓↓
反対方向の動きを全く受け入れられなくなります。
↓↓
少しでも反発する度に、
何かと理由をつけて自分を正当化してしまいます。
↓↓
そうなると、いつまでも逆行を受け入れられず
↓↓
いつまでも「根拠」のない感情的なトレードを繰り返します。
↓↓
結局さらに下がる
↓↓
こういった決算の判断を曖昧にしてしまうと、普段利益が出せても一撃で退場してしまいます!
水平線は根拠があるように見えますが、自分の都合で引いているものなので、
ここ!と決めていても
実体は抜けたけど、ヒゲは抜けてないし。。。
みたいに勝手に解釈を変えてズルズル行ってしまいます。
なので、
決済については、『インジケーターやオシレーターなどチャート上に視覚的に見えているもの』
を根拠にする方が、水平やトレンドラインを根拠にするよりもルールとして守りやすくなります。
日常生活で優柔不断な方や、時間にルーズな方などはインジケーターなど、
決算のルールを形で判断できるものを選ぶ方が安定しやすいです。
決済の根拠の違いでどう変わるかを知る
まず基本的なことですが、こんな相場の時は上か下か、どちらを狙う方が優位性が高いですか?
日足下目線(戻り高値が遠く、安値切り上げ・高値更新&インジケーターも上で方向感は上)
↓↓
4時間足上目線でバンドウォークを始めるところ。
↓↓
1時間足も上目線で
レジサポ転換、+1σで陽線を何度も出し、
上を狙う方が優位性が高い相場。これは大丈夫ですね?
↓↓
その後、約400pipsほど上昇しました。
↓↓
ここで、決済の方法によって狙える波に違いがあるのか?を見ていきます。
丸の部分が決済出来る部分になります。
↓↓
バンドウォークを決済の根拠とした場合
↓↓
バンドウォークは、現在の相場に勢いが出ている状態を表すもので、横軸(時間)に対して縦軸(値幅)が大きくなるのが分かると思います。
短時間で価格が動きやすいので、とにかく利益を残すように決済する場合はバンドウォーク終了がおすすめ。
↓↓
移動平均線を決済の根拠とした場合
移動平均線(ボリンジャーバンドならミドルバンド)は、設定した期間の平均値なので、損益の分岐点になります。
バンドウォークは、横軸(時間)より縦軸(値幅)が大きく、角度が急になりがちですが、移動平均線は緩やかな角度(45度前後)になります。
そのぐらいの角度の方がトレンドが長続きしやすく、ある程度やったりポジションをキープする場合にはおすすめです。
ダウ理論(目線の切り替わり)を決済の根拠とした場合
ダウ理論の場合、トレンド転換からトレンド転換までを狙うので、上昇トレンドの場合、押し安値を割らない限り、どこまでも伸ばし続けられます。
ただし、先ほど説明したように、
水平線を決済の根拠とする場合は、判断が曖昧にならないように気を付けて下さいね。
押し安値を割ったのに、別の時間軸ではまだ上昇トレンドが継続してるから、やっぱりキープする!
みたいに判断をコロコロ変えると、いつまでも成績は安定しないので要注意です!
↓↓
まとめ
利益確定のコツは、
『決済のルールを明確にする事』です。
また、エントリーするには根拠が必要なので、エントリーにも根拠が必要です。
エントリーの根拠が崩れる所が決済の基本ですが、それだけだと頭や尻尾の部分が全然取れず、
ある程度トレンドがでないと、利益を残しにくくなります。
だからこそ、
上位足の方向に対して下位足が同じ方向へ向かうパターンをひたすら狙い続けなければなりません。
また、そのエントリー方法のメリットやデメリットを理解し、
その方法で狙える部分、狙えない部分をきちんと理解しておきましょう!
各決済方法のメリット、デメリット
移動平均線の場合
移動平均線はローソク足が確定する度に、傾きが決定されます。
ローソク足と移動平均線のクロス、
短期移動平均線と中期移動平均線のクロス、
などエントリーのパターンはありますが、どの方法でも
ローソク足の確定を待たないとクロスが確定しないので、エントリーも決済も遅くなりがちです。
- メリット
王道のエントリーパターン、決済のパターンで分かりやすい。
- デメリット
ローソク足の確定を待つ必要があるので、クロスした瞬間にはエントリーできず、エントリーが遅くなりがち。
バンドウォークの場合
バンドウォークも移動平均線と同様で、ローソク足が確定する事で最終的に傾きが決定されます。
- メリット
相場に勢いが出るタイミングなので、短時間で値幅を取れる。
- デメリット
確実に決済できる代わりに、上位足レベルで勢いが出ていないと利益を伸ばしにくい。
相場全体を見ると大きな時間軸では大きなレンジで価格帯が推移するので、トレンドよりもレンジが多くなります。
なので、普段のトレードで確実に利益を残していくならバンドウォーク終了がおすすめ。
ただし、伸ばしきれない時も多くあり、勝率重視と捉えましょう。
ダウ理論の場合
ダウ理論は値動きそのもので、ダウの転換点で決算する事になります。
- メリット
ダウ理論によるトレンド転換点なので、トレンドが転換するまではポジションを持ち続けるというシンプルなルールができます。
- デメリット
水平線が根拠となるので、曖昧になりがち。
この時間軸ではトレンド転換したけど、上位足ではまだ転換してないし。
など、自分の都合でズルズル決算ラインをずらしてしまう場合があります。
また、トレンドが転換するまで持ち続ける事で伸ばせる時は伸ばせますが、明確に転換した時点で、
利益が1番伸びている所と比べると減っているので、さっきまで含み益大きかったのに!みたいに感情的になる可能性もあります。
チキン利食いについて
- なかなか利益が伸ばせません!
- 握力をつけないと!
みたいに、チキン利食いを直したい!って考えてないですか?
なんとなく握り続けても再現性がなければ損失を広げるだけです。
こんなトレードをしたらどう感じます?
↓↓
少し伸びたところをピンポイントで取れた。
その後反対方向に動いたら、「上手く取れた!!」って思いませんか?
逆に、決済した後にそのまま伸び続けると、「チキン利食いしてしまった!」って感じませんか?
↓↓
これは結果論でそこに根拠がないとトレードとは言えません。
チキン利食いは、
利益を伸ばせなかった!!
↓
チキン利食い!
ではありません。
本当のチキン利食いは、
あなたのトレードの根拠で本来取れるはずの部分を伸ばせない事です。
その原因は
- 根拠が弱い
- 根拠がコロコロ変わっている
からです。
もう1度言いますね。
チキン利食いは値幅を取れない事ではなく、ルールを守れていないだけです。
どれだけ狭い値幅しか取れなくても、
あなた自身のルールを守り利益を残せたなら良い利食い・良いトレードです!
決済した後どれだけ伸びても、気にしなくて良いんです。
出来上がった相場を見て、
この部分はこういうルール「だったら」取れたよね。
この上昇はこう「考えていたら」取れてた。
みたいな考えは論外です!
大きく動いたところを取るルールを考えるのではなく、
今のルールがどんな相場を狙うものなのかを考えましょうね。
どんな決済方法にも言える事ですが、
平均的に勝率重視の戦法なのか、値幅重視(リスクリワード重視)なのかの違いはありますが、
大きく伸ばせるときもあれば全然ダメな時もあります。
だからこそ、
今回は上手くいった!とか考える暇があるなら、
事前に決めたルールを守る事の方がめちゃくちゃ大切ですよ。
エントリー・決済パターンとの組み合わせ
これまでの内容から、
とにかく決めたことを守り続ければ小さい値幅で利食いする場合のあれば大きく伸ばせる事もあるのが伝わったと思います。
なので、基本的な戦術として、
- バンドウォーク終了などの短期的にある程度値幅を取って勝率重視で逃げる方法
- 上位足レベルの移動平均線やダウ理論を根拠にゆったり伸ばす(利益が小さくなるタイミングもあり精神的にはしんどい)
など、保有時間が伸びれば値幅を広げられる可能性もありますが、戻しも大きく一長一短です。
この辺りは、あなた自身の性格から決めてください。
エントリー・決済のパターンを何個かお伝えするので合うものを考えましょう!
エントリーの根拠と決済の根拠を同じにする
これはインジケーターのクロスからクロスまでの、王道のルールです。
もちろん狙い方は、4時間足、1時間足が上目線の時の15分足のゴールデンクロスなど、
上位足の流れに沿ったクロスでエントリーし、下位足のクロスで決済するのが基本です。
そうする事で、リスクは15分足レベルで、リワードは1時間・4時間レベルまで伸ばせる可能性があり、
自然とリスクリワードの良いトレードができます。
エントリーの根拠と決済の根拠を変える
これはたくさん種類があって
- 下位足の目線の切り替わりでエントリーし、バンドウォーク終了で決済
- 下位足の目線の切り替わりでエントリーし、移動平均線とのクロスで決済
- 下位足のレンジブレイクでエントリーし、1つ上の時間足の直近高値で決済(上昇相場の場合)
- 上位足のチャートパターンの中の下位足のチャートパターンでエントリーし、さらに下位足のダウが崩れたら決済
- 上位足の目線に沿った下位足のプライスアクションでエントリーし、短期・中期オシレーターのクロスで決済
など、他にも引くレベルでめちゃくちゃパターンが存在します。
だからこそ、
何かしら根拠を決めておく必要があるんです!
もう大丈夫ですね?
今のエントリールールはどんな相場を狙うものですか??
決済は値幅を狙うルール(上位足レベルの根拠)ですか?勝率重視のルール(下位足レベルの根拠)ですか??
これを言葉に出せるようになれば大丈夫。
チキン利食い?ちゃんと根拠を持ててる良いトレードだよ。
周りが値幅をとっていようが、大きく利益を出していようが気にするな!
あなた自身が根拠を持ってトレードを繰り返し、利益を出せているなら良いトレード。たまに大きく伸びればラッキーぐらいでもいいんだよ。
とにかくエントリーにも決済にも根拠を持って、ひたすら繰り返していきましょう!!
ルールを守れば利益は出せるし値幅も取れる。何度も繰り返し利益を残すことに意味があるからね。
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